昨年、7-8月号で掲載した口絵「四万十川ー水の生いたち」が好評だった前田博史さんから、写真展のお知らせが届きました。
展示作品は、印画紙プリントでなく、A1サイズのファインアート紙に顔料インクでプリントした写真のような、絵画のようなものとのこと。さらに大きなサイズの1800×1250ミリの布にプリントしたものを木枠のキャンバスに張り、目線よりも少し高い位置に展示して、樹を見上げる雰囲気も創り出しているそうだ。ぜひ、会場にて森の樹神(こだま)におおわれる気分に浸ってみてはどうだろう。
前田さんが審査員を務める「岡豊山フォトコンテスト」の作品募集も行われている。締切は、4月18日。
前田博史写真博「さくらはくら2009 木霊―森の樹神に被われる―」
日時:3月20日(金)~ 4月12日(日)9時〜17時(入館は16時30分まで)
場所:高知県立歴史民俗資料館(1F企画展示室)
【追記:09.3.23】
前田さんから会場風景が届きました。
前田さんが個展を開催するにあたって一貫しているスタイルは「調和」。写真とエッセイを一対にして展示し、写真に興味のある人はもちろん、それ以外の人にも訪れてもらいたいと工夫を凝らしています。そして、多くの人々に自然の偉大さを認識してほしいと願われています。