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風景写真出版からのおしらせ

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風景写真5-6月号は4/19発売です

3月、4月もドタバタと過ぎてゆき、もう5-6月号の発売日も間近となりました。

今回の巻頭口絵は、今森光彦さんの「息づく里山」です。
“日本人であること”って、不思議です。そのような場所で育ったわけではなくても、今森さんの描く「里山」の風景には、なぜか強烈な懐かしさを覚えます。こんな景色がいつまでも残る日本であってほしい、と強く思うのは、たぶん、自分が日本人だから。この感情は説明しがたいものがありますが、きっと、この口絵を見るほとんどの人が、同じ思いを抱かれるのではないかと思います。
今森さんは、ただ単に里山の風景を撮影対象としているのではなく、里山に暮らし、自らの手で雑木林を育て、「里山」が果たす機能や役割についても深く研究されてきました。写真を撮ることは、“目的”ではなく、里山を理解する“経過”なのだ、とエッセイで今森さんは語っています。
心惹かれる風景を、どのような姿勢で撮影していくのか。
今森さんの口絵とエッセイ、そして板見浩史さんによるインタビューが、そのヒントになるような気がします。

そして技法の特集は、「作画研究 [前景]から知る画面構成」。
ずいぶんピンポイントな企画のようですが、[前景]という切り口から写真を見てみると、あらためてその役割の重要さ、前景を活かして撮るということの面白さが発見できると思います!

また、女性ファンも多い江口愼一さんが、山形県西川町を舞台に捉えたロマンティックな口絵(江口さんによる撮影会の告知もあります、お楽しみに!!!)、第6回前田真三賞受賞者・増井治さんによる早春の山のダイナミックな風景など、今号もかなり充実度の高い内容となっています!

詳しい内容は「風景写真」のホームページでぜひチェックしてくださいね!

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by fukeinews | 2008-04-17 12:16 | 隔月刊「風景写真」